シンパパが在宅勤務をして気づいた5つのこと——子育てとの両立、理想と現実
「パパ、今日もおうちでお仕事?」——朝、リビングでパソコンを開いた私に、娘がそう声をかけてきました。在宅勤務が始まってしばらく経った頃のことです。
コロナ禍をきっかけに広まったリモートワーク。シングルファザーとして子育てと仕事を両立する私にとって、在宅勤務は「救世主」のように思えました。通勤時間がなくなれば、その分を家事や子どもとの時間に使える——そう期待していたのです。
でも、実際にやってみると、想像していたものとはずいぶん違いました。良いこともあれば、意外な落とし穴もある。今回は、シンパパが在宅勤務を経験して気づいた5つのことを、正直にお話しします。
気づき①:通勤時間ゼロ=「家事の余白」が生まれる

在宅勤務を始めて最初に実感したのは、朝の余裕でした。片道40分の通勤が往復でなくなると、1日に約80分の時間が生まれます。この80分は、シンパパにとっては本当に大きい。
朝の洗濯を回してから仕事を始められる。昨休みに掃除機をかけられる。夕方の終業後、すぐに夕食の準備に取りかかれる。「あと10分あれば……」と何度も思っていた出勤時代のストレスが、嘘のように消えました。
ただし、ここには落とし穴もあります。時間に余裕ができると、つい「あれもこれも」と家事を詰め込みたくなるのです。結果として、仕事の合間に家事をしているのか、家事の合間に仕事をしているのか、わからなくなることがありました。
気づき②:「おかえり」を家で言える幸せは想像以上

在宅勤務で一番心に残っているのは、娘が学校から帰ってきた瞬間を家で迎えられたことです。

ただいまー!あのね、今日ね、図工で絵の具使ったの!

おかえり。そうなんだ、何を描いたの?
以前は、娘が帰る時間にはまだ会社にいることがほとんどでした。学童に迎えに行き、急いで帰って夕食を作る——その繰り返しの中で、「ただいま」「おかえり」というやり取りはなかなかできなかったのです。
この何気ないやり取りが、娘にとっても私にとっても、日々の安心感につながっていると感じます。「パパがおうちにいる」というだけで、娘の表情がどこか柔らかくなるのです。
気づき③:集中力の確保が最大の課題

在宅勤務の現実は、決して楽ではありません。最大の壁は「集中できる時間をどう確保するか」でした。
学校がある日はまだいいのです。問題は、長期休みや学級閉鎖のとき。子どもが家にいると、どうしても声をかけてきますし、気になって仕事に集中しきれません。会議中に「パパ、おなかすいた」と言われたことも一度や二度ではありません。
私が試行錯誤の末にたどり着いた方法は、「時間のブロック化」でした。
「9時〜12時はパパのお仕事タイムだよ」と、子どもにもわかる形で伝える。ホワイトボードに書いておくと効果的です。
90分仕事→15分子どもタイム、のサイクルを作る。子どもも「あと少し待てばパパが遊んでくれる」とわかるので、待ちやすくなります。
オンライン会議中は「赤いカードが出ていたら話しかけないでね」というルールを娘と決めました。緊急時以外は守ってくれるようになり、助かっています。
気づき④:「家にいる=暇」という周囲の誤解

これは在宅勤務をしているシンパパなら、きっと共感していただけるのではないでしょうか。
在宅勤務をしていると、周囲から「家にいるなら時間あるでしょ?」と言われることがあります。PTA の平日の集まりに誘われたり、学校からの急な連絡で「お家にいらっしゃるなら来ていただけますか」と言われたり。
もちろん、通勤している方よりは融通が利く場面もあります。でも、在宅勤務は「家にいる」だけで、仕事をしていることに変わりはないのです。この認識のギャップに、最初はかなりストレスを感じました。
- 「在宅勤務ですが、9時〜17時は業務中です」と事前に学校・PTA に伝えておく
- 急な対応が必要なときは「昨休みの12時〜13時なら対応できます」と代替案を出す
- 無理に全部引き受けず、できる範囲を明確にする
大切なのは、相手を責めるのではなく、自分の状況をきちんと説明すること。「在宅勤務」という働き方がまだ十分に理解されていない以上、こちらから丁寧に伝える姿勢が必要だと思います。
気づき⑤:在宅勤務は「理想の働き方」ではなく「選択肢のひとつ」

在宅勤務を始める前、私はどこかで「これがシンパパにとってのベストな働き方だ」と思っていました。でも、半年、1年と続けるうちに、少しずつ考えが変わりました。
在宅勤務には確かにメリットがたくさんあります。でも、同時にデメリットもある。
大事なのは、在宅勤務を「万能薬」として捕らえないこと。出社と在宅を組み合わせるハイブリッド型が使えるなら、それが一番バランスが良いかもしれません。あるいは、フレックスタイムで朝早く始めて夕方早く終わるという選択肢もあります。
在宅勤務は、あくまで「選択肢のひとつ」。自分と子どもの生活リズムに合わせて、柔軟に組み合わせていくのが、シンパパにとっての現実的な答えだと、今は思っています。
よくある疑問
- 在宅勤務を会社に提案するにはどうすればいいですか?
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まずは「週1日だけ在宅」のように、小さく始める提案がおすすめです。成果を数字で示せると、会社側も判断しやすくなります。私の場合は「通勤時間が減ることで、朝の会議に確実に出席できる」というメリットを伝えて、まず週2日からスタートしました。
- 子どもがいても在宅勤務はできますか?
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正直に言うと、未就学児がいる場合は在宅勤務だけで乗り切るのは難しいです。保育園や一時預かりは必須だと思います。小学生以上であれば、時間のルールを決めることで両立しやすくなります。
- 在宅勤務で孤独を感じたときはどうしていますか?
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私はオンラインのひとり親コミュニティに参加したり、週に1〜2回は意識的に出社する日を作ったりしています。画面越しでも「大人と話す時間」を確保するだけで、気持ちはかなり違います。
まとめ
シンパパが在宅勤務をして気づいたことを振り返ります。
- 通勤時間がなくなると、家事に使える「余白」が生まれる
- 子どもの「ただいま」を家で迎えられる喜びは大きい
- 集中力の確保には「時間のブロック化」と子どもとのルール作りが有効
- 「家にいる=暇」という誤解には、丁寧に状況を伝えることが大切
- 在宅勤務は万能ではなく、「選択肢のひとつ」として柔軟に活用する
在宅勤務は、シンパパの生活を大きく変えてくれる可能性を持っています。でも、それは「完璧な解決策」ではなく、工夫しながら自分の形にしていくものです。
この記事が、在宅勤務を検討しているお父さん、あるいはすでに在宅勤務をしていて悩んでいるお父さんの参考になれば嬉しいです。子どもとの時間を大切にしながら、無理なく働ける方法を——一緒に探していきましょう。


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