娘との何気ない会話が愛おしい|グッズ探しの冒険とメルカリ出品の試行錯誤
夕食を終え、食器を洗い終わった静かなリビング。ソファに並んで座った娘が、温かいお茶を両手で包みながら「今日ね、すごいことがあったの」と切り出しました。
特別な用事があったわけではありません。けれど、娘が少し興奮気味に語り始めたその表情を見て、私はテレビのリモコンをそっとテーブルに置きました。こういう瞬間——娘が自分から話したいと思ってくれる夜は、何よりも大切にしたい時間です。
その夜聞いた2つのエピソードが、あまりにも娘らしくて、あまりにも愛おしかった。今回は、そんな何気ない会話の中身を書き留めておきたいと思います。

多聞くんのグッズを求めて——書店3軒を巡る冒険

娘が最近夢中になっているのは、師走ゆき先生の漫画『多聞くん今どっち!?』(花とゆめ/白泉社)の主人公・多聞くんです。2026年1月〜3月にはアニメも放送され、普段はちょっと内向的な多聞くんがアイドルとしてステージに立つとガラッと雰囲気が変わる——そのギャップに娘はすっかり心を掴まれたようです。
どうしてもグッズが欲しい。でも、近所の書店には置いていない。そこで娘は放課後、自分の足で書店を巡ることにしたそうです。

3軒目でやっと見つけたの!
そう語る娘の表情は、まるで宝探しを終えた冒険者のようでした。1軒目、2軒目では見つからず、それでも諦めずに3軒目まで足を運んだ。大変だったはずの道のりを、娘はむしろ楽しんでいたようです。
好きなものに夢中になれること、そしてそのために自分の足で動けること——それは、親が教えようとしてもなかなか身につかない力です。私は内心「もう少し計画的に動けば……」と思いつつも、この行動力は素直にすごいなと感じました。

メルカリ出品に挑戦——写真の「影」との格闘

もうひとつの話題は、お金のこと。娘は「なかなかお金が稼げない」と悩んでいたようで、不用品をメルカリで売って少しでもお小遣いにしようと考えたそうです。その発想と行動力には、正直驚きました。
ところが、いざ出品用の写真を撮ろうとしたところ、思わぬ壁にぶつかります。どうしても商品に影が入ってしまうのです。

角度変えても影が写るし…
窓際に移動してみたり、ライトの角度を変えてみたり。何度も撮り直しながら、最終的には納得のいく写真を撮って出品にこぎつけたとのこと。
メルカリの商品写真は、大人でも苦戦するものです。私自身、以前せどりで出品した経験がありますが、きれいに撮るのは想像以上に難しい。それを自分なりに工夫してやり遂げた娘を、少し誇らしく思いました。
「お金がないなら自分で稼ごう」と考えて、実際に行動に移せる。うまくいくかどうかはさておき、この「やってみよう精神」は大事にしてほしいなと思います。
メルカリ写真をきれいに撮る3つのコツ
娘の奮闘を見て、私なりに調べた写真撮影のコツをまとめておきます。お子さんがメルカリデビューするときの参考にしてみてください。
真上からライトを当てると商品の真下に濃い影ができてしまいます。窓からの自然光を横から当てるか、デスクライトを斜め前45度くらいの位置にセットすると、影が柔らかくなり商品が立体的に見えます。
光源の反対側に白い画用紙やコピー用紙を立てかけるだけで、影になっていた部分に光が反射して明るくなります。100円ショップのスチレンボードでも十分です。この一手間で、影の濃さがぐっと和らぎます。
LEDライト付きの撮影ボックスを使えば、光が均一に回り込んで影がほぼ消えます。2,000〜3,000円程度で手に入るものも多く、メルカリで継続的に出品するなら元はすぐに取れる投資です。娘にも次の誕生日にプレゼントしようかと考えています。
何気ない会話こそ、シンパパにとっての宝物

グッズ探しの冒険も、メルカリ出品の苦労話も、内容としてはささいなことかもしれません。でも、娘がこうやって楽しそうに話してくれること自体が、シングルファーザーの私にとっては何よりも嬉しい瞬間です。
思春期になると親との会話が減ると聞きます。けれど、うちの娘はまだこうして色々と話してくれます。この時間を当たり前だと思わず、ひとつひとつ大切にしていきたい——あの夜、ソファで並んでお茶を飲みながら、改めてそう感じました。
お父さん方、お子さんとの何気ない会話、最近ありましたか? 特別な話題でなくていいのです。今日あったこと、最近ハマっていること、ちょっとした愚痴。そういう小さな会話の積み重ねが、親子の信頼を育てていくのだと思います。
・多聞くんグッズを求めて書店3軒を梯子——娘の「好き」への行動力に脱帽
・メルカリ出品で写真の影に苦戦するも、自力で工夫してやり遂げた
・写真撮影のコツは「光源の位置」「レフ板」「撮影ボックス」の3つ
・何気ない親子の会話こそ、シンパパにとってかけがえのない宝物
思春期のお子さんとの距離感に悩むことは、ひとり親にとって珍しくありません。大切なのは「聞いてもらえる」という安心感を、日々の小さな会話から積み上げること。完璧な言葉でなくていい、ただそばにいて耳を傾けるだけで十分です。以前の記事でも書きましたが、娘の言葉に向き合い続けることが、私にとっての子育てそのものだと感じています。

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