娘の髪を結べるようになるまで
シングルファーザーになって数ヶ月が経った頃のことです。ある朝、娘が学校の準備をしながら駆け寄ってきました。「パパ、今日も髪結んでくれる?」——その一言が、当時の私にはとても重く感じられました。
正直、最初は逃げたい気持ちがありました。「お母さんに聞いてみようか」「今日はそのままでいいんじゃない?」——そんな言葉ばかり口にしていた気がします。でも、娘の目を見たら、そんなことは言えません。だから毎朝、手探りで髪を結ぼうとしては失敗して、申し訳ない気持ちになる日々でした。
あれからもう2年。今では娘も「パパの結び方、上手になったね」と言ってくれるようになりました。同じように悩んでいるお父さんたちに向けて、私がたどった道のりをまとめます。

最初にぶつかった3つの壁
娘の髪を結ぶというのは、やってみると想像以上に難しいものでした。私が最初につまずいたのは、次の3つです。

①不器用さとの戦い
まず痛感したのが、自分の不器用さです。右手と左手を別々に動かすことが、こんなに難しいとは思いませんでした。髪を握ったまま、ゴムを取って、引っかけて——手順の多さに何度も手が止まりました。
②道具がわからない
ヘアゴムやヘアクリップに、こんなに種類があるとは知りませんでした。どれを選べばいいのか、どう使うのか、そもそも何が必要なのか。100均に行っても、大量の選択肢を前に固まってしまうばかりでした。
③女の子の髪質は想像以上にデリケート
子どもの髪は、大人とはまったく違います。細くて絡みやすく、強く引っ張るとすぐに抜けてしまう。痛いと泣かれたこともありました。自分の髪の感覚だけでは通用しないのだと、思い知らされました。
「できた!」に辿り着くまでの練習方法
では、どうやって上達したのか。私が実際に試してみて効果のあった方法をご紹介します。
YouTube は本当に頼りになる
最初に頼ったのはYouTubeでした。「子どもの髪 結び方」で検索すると、丁寧に解説された動画がたくさん出てきます。何度も再生して、スローモーションで確認して、わからない部分は一時停止。自分の指を見ながらひたすら真似をする。これが一番効果的でした。
マネキンヘッドで事前練習
とはいえ、いきなり娘の髪で練習するのはハードルが高い。そこで活躍したのがマネキンヘッドです。100均にも売っていますし、Amazonでも手に入ります。娘が学校に行った後、毎日15分ほど練習していました。失敗しても誰にも迷惑をかけないし、何度でもやり直せる。これは本当におすすめです。

100均グッズでコスパよく揃える
ヘアゴムやクリップは、すべて100均で十分です。むしろ子どもだからこそ、いろんな色や形を持っておくと、毎朝「今日はどの色にしようか」と選ぶ楽しみが生まれます。娘も喜びますし、失敗しても気持ちの負担が軽い。道具を揃えるハードルを下げることが、継続のコツだと感じました。

初心者パパにおすすめの髪型ベスト5
いきなり複雑な髪型に挑戦するより、簡単なものから始めるのが近道です。スキルが上がるにつれて少しずつ難易度を上げていく。私がおすすめする順番は以下のとおりです。

1. ひとつ結び(ポニーテール)
これが一番簡単です。髪をひとつにまとめて、ゴムで留めるだけ。最初の頃は、私もこれで毎日を乗り切っていました。コツは、できるだけ低い位置で結ぶこと。そのほうが調整しやすく、失敗も目立ちにくいです。
2. ツインテール
ポニーテールが安定してきたら、次はこちらです。両サイドに分けて、同じ高さで結ぶだけ。左右対称に分けるのが最初は難しいのですが、何回かやると感覚がつかめてきます。娘も「ツインテール、かわいい!」と喜んでくれました。
3. くるりんぱ
最初は名前すら知りませんでした。でもYouTubeで見てみると、驚くほど簡単です。ポニーテールを作った後、毛束を上から折り返すだけ。やってみると「こうなるのか」と感動します。見栄えも良いので、パパの腕が上がったと実感できる髪型です。
4. 三つ編み
三つ編みは正直、難しいです。でも毎日続けていると、指が覚えてきます。子どもの髪は細いので、力を入れすぎないことが大切です。マネキンヘッドで何度も練習して、初めて娘の髪で成功したときは、本当に嬉しかった。あの達成感は忘れられません。
5. おだんご
最難関です。でも、これができるようになると一気に自信がつきます。ポニーテールで束ねた髪を丸くまとめてゴムで留める。子どもの髪はボリュームが出しにくく、最初は失敗の連続でした。それでも娘のために何度も練習して、ようやくできるようになったときの達成感は格別でした。
📖 子どものヘアアレンジ本
写真付きで手順がわかるヘアアレンジ本があると、YouTubeと合わせて理解が深まります。不器用パパでもできる簡単アレンジが載った本が◎
揃えておきたい最小限のヘアアイテム
子どもの髪を結ぶなら、最低限これだけは持っておくとよいです。すべて100均で揃います。

- ヘアゴム(太め):細いゴムは髪を傷めやすい。子どもには太めが安全だし結びやすい
- ヘアクリップ:短い髪や前髪を留めるのに便利。複数色あると朝の選ぶ楽しみに
- コーム:結ぶ前に髪を整えるのに必須。子ども用の小さいやつがおすすめ
- ヘアピン:おだんごで毛が落ちてきた時に使う。細いほうが扱いやすい
- スプレーボトル:朝、髪が爆発してる時に水をシュッとかけるだけで格段に結びやすくなる
これだけあれば十分です。高いものは必要ありません。
🎀 子ども用ヘアアクセサリーセット
クリップ・ヘアピン・リボンなどがまとめて入ったセット。「今日はどれにする?」と選ぶ楽しみが朝のモチベーションに。
失敗してもOK。その時間が大事
今でも時々思います。髪を結ぶというのは、単なるスキルの問題ではないのだと。
朝、娘が「パパ、これ結んでくれる?」と髪をかき分けながらやってくる。その時間に、親子で顔を寄せ合う瞬間が生まれます。「今日、学校で何があった?」「今日の楽しみは何?」——そんな話をしながら髪を結ぶ。失敗することもありますが、娘は「パパ、もう一回やってみて」と待ってくれます。

大事なのは、完璧に結べることじゃなくて「一緒に過ごす時間」そのもの。だから失敗を恐れなくていい。むしろ失敗したほうが、娘との会話が増えたりもします。
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まとめ
娘の髪を結べるようになるまでの道のりをまとめてきました。ポイントはこちら。

- YouTube で基本を学ぶ
- マネキンヘッドで練習する
- ポニーテールから始めて、少しずつ難易度を上げる
- 道具は100均で十分
- 完璧さより、その時間を一緒に過ごすことが大事
朝の「パパ、結んで」は、もう怖くありません。むしろ、その一言を待っているくらいです。
朝の「パパ、結んで」は、もう怖くない。むしろ、その一言を待ってるくらいです。
